保険を全部やめずに保険料を減らす4つのやり方
公開 2026年10月1日・保険のへらしかた編集部
結論
保険料を下げる方法は解約だけではありません。保障額を減らす(減額)、これからの保険料を止めて小さな保障を残す(払済・延長)、特約だけ外す、というやり方があります。今の保険のまま変えるので、新しく入り直すときのような健康状態の審査はありません。どれが使えるかは契約によって違うので、証券や保険会社で確かめます。
減額
主契約や特約の保障額を下げて、それ以降の保険料を軽くするやり方です。
- 減らした分は解約したのと同じ扱いになり、解約返戻金があれば受け取れます。
- 特約の保障額も一緒に下がることがあります。
- 保障額をどこまで下げられるかは、商品ごとに下限があります。
遺族年金や団信を数えると、必要な死亡保障が今の額より少ないと分かった人に向いています。
払済保険
これからの保険料の払い込みをやめて、その時点の解約返戻金で、保険期間はそのままに保障額の小さい保険に変えるやり方です。
- 保険料はもう払わなくてよくなります。
- 終身保険なら、小さくなった額の一生の保障が残ります。
- 付いている特約は、原則としてなくなります(リビング・ニーズ特約は残ることが多い)。
- 解約返戻金が少ないと変えられないことがあります。
延長保険
これからの払い込みをやめて、その時点の解約返戻金で、保障額はそのままの定期保険に変えるやり方です。保障の期間は短くなることがあり、特約はなくなります。保障額を保ったまま、子が独立するまでなど期間を区切って残したい人に向きます。
特約だけ外す
死亡保険に付いている医療特約や、医療保険の一部の特約だけを解約して、保険料を下げるやり方です。医療費は高額療養費の上限までなら貯蓄で払えそうな人は、主契約の死亡保障を残して医療特約だけ外す、という分け方もできます。
ただ、古い保険の中には、主契約をやめると特約も一緒になくなるものや、特約だけを外せないものもあります。
古い終身保険は予定利率を確かめる
保険料は、保険会社が見込む運用の利回り(予定利率)で決まります。予定利率は契約した時の値がずっと続き、1990年代前半ごろまでに契約した保険は、今より予定利率が高いものが多くあります。
こうした終身保険は、解約すると同じ条件ではもう入れません。保険料が重いなら、解約より先に、減額や払済で残せないかを見る価値があります。
どれが使えるかを確かめる
使えるやり方と、そのあとの保障額・保険料は、契約ごとに違います。確かめる方法は次の2つです。
- 今の保険会社に聞く: 減額や払済にしたときの保障額を出してもらえます。
- 保険の無料相談で証券を見てもらう: 今の保険を残す・減らす・やめるを、ほかの保険と並べて考えられます。
Q. 減額や払済には健康状態の告知が要りますか? A. 今の契約のまま保障を小さくする手続きなので、新しく入るときのような告知はありません。保障を増やすときは告知が要ります。
Q. 払済にしたあと、元に戻せますか? A. 一定の期間内なら元の契約に戻せる商品もありますが、健康状態の告知や、払わなかった間の保険料の払い込みが要ることがあります。
出典(2026年10月1日に確認)