住宅ローンと団信がある人の死亡保険 重なる分を減らす

公開 2026年10月1日・保険のへらしかた編集部

結論

住宅ローンの団体信用生命保険(団信)は、ローンを借りた人が亡くなると、残りのローンが保険金で返される保険です。家族は返済なしで住み続けられます。死亡保険を住宅ローンの分まで含めて決めていた人は、その分を減らせることがあります。

団信とは

団信は、住宅ローンを借りた人が亡くなったときなどに、ローンの残りを保険金で返す保険です。保険金の受取人は銀行など貸した側で、家族にお金が入るわけではありませんが、家族はそれ以降の返済をしなくてよくなります。

  • 銀行などの住宅ローンでは、団信に入ることが借りる条件になっていることがほとんどです。保険料は金利に含まれていることが多いです。
  • 【フラット35】では団信への加入は任意で、入らない場合は金利が下がります。
  • 病気(がん・3大疾病など)でもローンが返される団信もあります。

死亡保険と重なる分

生命保険の必要な額を考えるとき、遺族の生活費に「住まいの費用」が入ります。

  • 賃貸の人: 家賃は亡くなったあとも続きます。生活費に含めて考えます。
  • 住宅ローンがあり団信に入っている人: 亡くなるとローンの返済がなくなります。生活費から返済額を外して考えます。
  • ローンを返し終えた持ち家の人: 住まいの費用は固定資産税・修繕費などだけです。

家を買う前に入った死亡保険は、家賃を払い続ける前提で額を決めていることがあります。その後に住宅ローンを組んで団信に入ったなら、同じ住まいの費用に二重に備えていることになり、その分は減らせます。

確かめること

  1. 団信に入っているか: ローンの契約書類か、団信の加入の通知で確かめます。【フラット35】は入っていないこともあります。
  2. 誰の名義のローンか: 夫婦で借りるペアローンでは、それぞれの借りた分だけが返されます。亡くなったのが片方なら、もう片方のローンは残ります。連帯債務の場合は、団信の種類によって返される範囲が違います。
  3. 借り換えたか: 借り換えると団信も入り直しになります。今の団信の内容を確かめます。

トップの計算は、生活費を「住宅ローンの返済を除いた額」で聞いて、団信でローンが消える前提で計算します。

Q. 団信があれば死亡保険はいらないのですか? A. 団信で消えるのは住宅ローンだけです。遺族の生活費や子の教育費は残るので、遺族年金と配偶者の収入で足りるかを別に確かめます。

Q. 団信の保障額はローンの残りと同じですか? A. 一般的には、亡くなった時点のローンの残りが保障額で、返済が進むほど減っていきます。